受験生のみなさんへ

受験生のみなさんへ

夢に輪郭を

あなたは、将来、グローバルに活躍してみたいと考えていますか?
もし、その答えがYESなら、もう少し読み進んで下さい。

国際化するとは、どういうこと?

これから皆さんが世界を舞台に活躍するために、大学で学ぶべきことは何でしょう。
英語?異文化理解?それも大切ですね。でもそれだけで十分でしょうか。

日本から一歩外に出ると、英語や異文化にあふれる環境に適応するのは当然のこと。適応できて、やっとスタートラインに立てると言えるでしょう。グローバル社会のなかで活躍するには、さらに何らかの強みを持たなくてはなりません。

国際交渉力という「強み」を身につける

近年、日本がグローバルな活動を展開する上で、専門性に裏打ちされた「国際交渉力」を持つ人材が、切望されています。

日本では今まで「技術さえしっかりしていれば」、「商品さえ確かなら」と信じ、国際ビジネスの世界で論理的に交渉し、ルールを策定する人材をあまり育てて来ませんでした。

しかし、現状はどうでしょうか?グローバルな場で、価値や能力は「黙っていても自ずと尊重してもらえる」ものではありません。厳しい交渉プロセスや自己アピールを通じて、初めて相手に認識され、尊重されるのです。また、国際的なルール策定にかかわるか否かは、直接に、日本の社会経済に大きな利害をもたらすでしょう。

現在、国内市場は少子高齢化のために急速に縮小しています。そのため、企業は国外に市場や製造拠点を求め、グローバル社会で生き延びなくてはなりません。しかし、日本は、新興国の追い上げ等により、技術力の優位を保つことが日々困難になり、厳しい国際競争に直面しています。他方、国のバックアップは最小限でしかなく、しかも技術の盗用などの危険に常にさらされていて、ビジネスにおける自己防衛がかつてないほど重要になっているのです。その際の有力な「武器」が国際交渉力です。

法学部〜修士(法学)LL.M.一環プログラム

では、「国際交渉力」は、どうやって身につけるのでしょうか?

その方法はいろいろ考えられますが、「交渉やルール策定」の営みは、伝統的に、法や政治の世界で実践され、何千年もかけて磨かれてきたものです。そこで、九州大学法学部では、法学・政治学の伝統をしっかりと修めつつ、さらにLL.M.(詳細はこちら)の国際的な環境のもと、その最新の姿を学び、「国際交渉力」を身につけたグローバル・ローヤーを育てます。

この一環プログラムこそが、「九州大学法学部Global Vantageプログラム(通称GVプログラム)」です。

九州大学GVプログラム

GVプログラムは、「グローバル・ローヤー」を、法学部+修士課程の最短4年半で育成します。ここでいう「グローバル・ローヤー」とは、「各国の法律家に互して、英語で交渉し、契約書を起草し、各国での法適合性を調査し、国際ルールの策定に参加するなど、国際ビジネスの最先端で活躍する人材」です。

GVプログラムには、プログラム独自の必修科目はありません。通常の法学部教育、つまり、日本語による日本法の学修もしっかり行います。確かな交渉力・思考力を養うためには、母語による体系的な専門教育が絶対に必要だからです。基礎なしで国際交渉力を発揮できるほど、グローバル社会は甘くありません。

もちろんこれに加え、英語で開講されている授業科目やGVプログラム独自のゼミを通じて、グローバル人材に必要な英語力や国際性を身につけられるようにします。また、短期海外研修を皮切りに、長期の留学の機会を用意することで、「留学はあたりまえ」という雰囲気を作ります。(下図参照)

GVプログラムは、少人数指導です。だから、毎年の募集定員は10名(入試情報はこちら )。狭き門と感じられる受験生も多いでしょう。でもこれも実は必然です。なぜなら、グローバル・ローヤーになるためには、ひとりひとりの個性にカスタマイズされた履修プランが必要になるからです。教員との緊密なフィードバックを重ねながら、短期・長期の学習計画をたて、同じ夢を持った仲間とお互いを高め合い、学び合う環境が、ここにあります。

さあ、あなたも、世界に羽ばたく10人の1人になってみませんか?