学士・修士4年一貫教育プログラム(3+1)

学士・修士4年一貫教育プログラム(3+1)

最短4年間で、国際社会で活躍するグローバルローヤーへ

国際社会で活躍する高度な法的人材の育成を目指して ―

1.30年以上にわたる国際的な法学教育の実績

九州大学大学院法学府国際コース(LL.M.)は、1994年の創設以来、グローバルスタンダードに基づく1年間の修士課程として教育を行ってきました。

30年以上にわたり、日本初・最長の法学系英語学位プログラムとして、毎年世界約20か国から集まる留学生や各国の法律専門家とともに学ぶ国際的な教育環境を築き、グローバルローヤー育成の実績を積み重ねています。

こうしたLL.M.国際コースにおける教育実績を基盤として、2015年に創設されたのが法学部のGV(Global Vantage)プログラムです。以来、LL.M.国際コースとの連携のもと、英語による法学教育や国際的な法学教育、海外留学、研究能力の育成を通じて、大学院国際コースへとつながる一貫した教育を展開してきました。

2.時代の変化に応える「3+1」教育モデル

GVプログラムでは、これまで学部3.5年で早期卒業し、LL.M.へ進学することにより、学士・修士を4年半で取得できる教育モデル(3.5+1)を実施してきました。

近年、国際社会では高度専門人材の育成競争が一層進み、日本でも文部科学省が学士・修士一貫教育の推進を重要な政策として掲げています。また、学生の学修意欲や能力の向上、国際的なキャリア志向の高まりも踏まえ、九州大学法学部では2026年度より、日本の法学分野で初めてとなる取組として、学部3年・大学院1年による「3+1」学士・修士4年一貫教育プログラムを開始しました。

本プログラムは、30年以上にわたり培ってきたLL.M.国際コースの教育実績と、2015年の創設以来、発展・充実を重ねてきたGVプログラムの教育基盤を礎として構築された、新しい時代の法学教育モデルです。

3.目的や学修状況に応じて選べる3つの履修モデル

大学院法学府国際コース(LL.M.)へ進学する学生は、それぞれの学修状況や将来の進路に応じて、次の3つの履修モデルから学修を進めることができます。

  ■ 最短4年間(3+1):学部3年で早期卒業し、大学院1年で修士課程を修了するモデル

  ■ 4年半(3.5+1):学部3年半で早期卒業し、大学院1年で修士課程を修了するモデル

  ■ 5年間(4+1):通常どおり学部4年間を修了し、大学院1年で修士課程を修了するモデル

※いずれの履修モデルについても、大学院国際コースへの進学には一定の成績・英語能力等の要件があります。特に3年早期卒業(3+1)については、より高い成績・英語能力等の基準を満たす必要があります。

4.「最短4年」の本当の価値

本プログラムの魅力は、単に修士号までの修業年限を短縮し、学費や時間的負担を軽減できることだけではありません。

GVプログラムでは、通常の法学教育を着実に履修しながら、英語による法学教育、国際的な法学教育、大学院教員との連携教育、研究能力の育成などの特化カリキュラムを学びます。さらに、世界各国から集まる留学生や法律専門家とともに学び、大学院レベルの教育・研究にも早い段階から触れることで、国際的な視野と高度な専門性を集中的に養います

その結果、一般的な4年間の学部課程を修了する学生が学士号を取得する時点で、本プログラムの学生は修士課程まで修了しより高度な専門知識や研究能力、国際的な経験を身につけた状態で社会へ踏み出すことができます。

つまり、一般的な学部卒業生と同じタイミングで社会へ出る場合でも、より高い専門性と国際性を備えた人材として、一歩先んじた競争力を持ってキャリアをスタートできることが、本プログラムの大きな特徴です。

こうした経験を基盤として、国内外の企業法務、法律実務、研究・教育機関、国際機関など幅広い分野で活躍するとともに、国際社会の課題解決や法制度の発展、さらには国際的なルール形成や制度設計にも貢献できる高度な法的人材の育成を目指しています。