シラバス
科目名 |
|
---|---|
教員名 | 松井 仁 ( MATSUI Hitoshi ) |
時限 | 木 , V ( 16:40~18:10 ) |
授業の目的 |
日弁連は2019年定期総会にて「グローバル化・国際化の中で求められる法的サービスの拡充・アクセス向上を更に積極的に推進する」ことを宣言した。本授業では、ますますグローバル化していく現代社会において、弁護士の国際的分野における活動にどのようなものがあるかを概観したうえで、これらの課題に取り組むための基礎となる知識や考え方を身につけることを目的とする。 |
履修条件 |
特になし。 |
到達目標 |
授業の目的欄または授業の概要欄において示された能力を修得すること。 |
授業の概要 |
①海外展開をしている企業への弁護士の法的支援、②在日外国人や難民に対する弁護士の法的援助、③国籍や渉外家族紛争に関する弁護士実務、の3分野を取り扱う。 |
授業の概要(英語) |
This course handles the legal services for 1) International business, 2) Foreigners and assylum seekers, 3) Nationality and international family matters |
授業計画 |
第1回~6回 海外展開をしている企業への弁護士の法的支援 ・ 国際取引の法的枠組み ・ 企業の海外展開リスクと、弁護士の助言 ・ 国際取引契約実務 ・ 国際的紛争解決手続 など 第7回~12回 在日外国人や難民に対する弁護士の法的援助 ・ 外国人の法的地位 ・ 出入国管理制度の概要と、各種在留資格の取得手続き ・ 外国人の刑事手続き ・ 外国人の退去強制手続きと在留特別許可 ・ 日本の難民認定手続き など 第13回~15回 渉外家族紛争に関する弁護士実務 ・ 国際結婚、離婚 ・ 国境を越えた子供の連れ去りとハーグ条約 ・ 国籍取得 ・ 国際相続 など |
授業の進め方 |
教員からの講義と、提供された事例や問題を学生が検討し教員とともに議論するといった双方向のやりとりとを織り交ぜながら進める。 |
教科書及び参考図書等 |
(参考書) 絹川恭久「国際弁護士が教える海外進出やっていいこと、ダメなこと」(第一法規、2018年) 外国人ローヤリングネットワーク「外国人事件ビギナーズ ver.2」(現代人文社、2020 年) |
試験・成績評価等 |
教室での学期末試験又はこれに代わる方法50%、期間中レポート30%、授業への参加度(出席及び発言)20% |
事前学習 |
特に求めない |
課題レポート等 |
授業の過程において、1回レポートを書いてもらう予定である。 |
オフィスアワー |
授業終了後に質問を受け付ける(教室又はZOOM)。また、事前のメール連絡をもとに、適宜質問、相談を受け付ける(面談の場合は、面談室又はZOOM) |
その他 |
教室における対面授業、Zoomによる遠隔授業又はこれらの併用(ミーティングID等は、メール及びTKCの科目別カリキュラム欄で毎回通知) |