シラバス
科目名 |
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教員名 | 上田 竹志 ( UEDA Takeshi ) |
時限 | 火 , V ( 16:40~18:10 ) |
授業の目的 |
民事訴訟法の重要判例の事案を中心とした具体的事例の検討を通じて、民事訴訟法理論の理解を深めることを目的とする。基本的事柄を確認しつつ、より複雑な具体的ケースに妥当な結論を導きうる、民事訴訟法の解釈論の力を培うことを目的とするものである。 |
履修条件 |
未修者コースの学生は、基礎民事訴訟法Ⅰ、Ⅱの単位を修得していることが望ましい |
到達目標 |
カリキュラムマップ、到達目標科目対応表及び学修ロードマップを参照のこと。 |
授業の概要 |
民事訴訟法において重要度の高い問題点を取り上げ(「授業計画」参照)、具体的事案の検討を通じて、解釈論とそれに基づく法的文章作成の力を高めていけるように実施する。限られた授業回数では、民訴手続全般を網羅的に取り上げる事柄には限度もあるので、各回の授業においては、適宜関連する民訴法の他の分野の問題点も絡めて検討していく予定である。 |
授業の概要(英語) |
This course examines Advanced Civil Procedure |
授業計画 |
授業計画は以下のとおりである。授業期間中に、WiFiに接続したPCを用いた5分程度の小テストを複数回実施する。 また、6月中旬以降にレポート課題を1回課し、添削指導を行う。 第1回 申立事項と判決事項 第2回 訴えの利益 第3回 当事者適格 第4回 弁論主義・要件事実 第5回 弁論主義・自白 第6回 既判力の時的限界 第7回 既判力の客観的範囲・一部請求 第8回 既判力の主観的範囲 第9回 二重起訴(重複訴訟)の禁止 第10回 判決によらない訴訟の終了 第11回 共同訴訟 第12回 独立当事者参加 第13回 補助参加・訴訟告知 第14回 訴訟承継 第15回 再審・上訴 |
授業の進め方 |
十分に予習がされていることを前提に、事前に指定した範囲について受講者との質疑応答を 行いつつ、検討を加えていくかたちで進行する。時間的余裕があるときは、授業で扱うテーマ に関連する別の問題点にも派生して検討を行いたい。 |
教科書及び参考図書等 |
教科書:名津井吉裕・鶴田滋・八田卓也・青木哲『事例で考える民事訴訟法』(有斐閣、2021年) 参考書:民事訴訟法判例百選〔第6版〕(2023、有斐閣) |
試験・成績評価等 |
教室での期末試験(またはそれに代わる方法での評価)を70%、小テストを10%、レポートを20%の割合で評価したうえで、単位認定を行う。 なお、授業への欠席は減点対象となる。 |
事前学習 |
各回の授業で検討する題材として、事前に、教科書の該当部分を指定するので(教科書以外の題材を扱う場合には事前に演習問題を配布するので)、その検討と前提となる基本的事項を把握しておくことが要求される。 |
課題レポート等 |
授業内容に関連する重要問題について、レポート課題を課し成績評価の材料とする。 |
オフィスアワー |
授業終了後のほか、原則として火曜15:30-16:20に実施する。(ただし、Zoomにより実施する場合は別途調整に応じるので、アポイントメントをとること) |
その他 |
授業は対面で行う。ただし、状況により、Zoomによるオンラインないしハイブリッドにより実施する場合がある(ミーティングID等は、TKCの科目別カリキュラム欄で毎回通知する)。 |