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附属リーガル・クリニック・センター

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附属リーガル・クリニック・センター

リーガル・クリニック・センターの目的

九州大学法科大学院附属リーガル・クリニック・センター(以下「センター」と呼称)は、法律実務をめぐる諸問題の研究を行うとともに、弁護士法人九州リーガル・クリニックと連携して、法科大学院生に対する法律実務基礎科目である「リーガル・クリニック」の実施、大学院担当教員の法律実務研修の実施、法律実務をとおしての社会連携等を目的としています。

センターの設置場所

福岡市中央区六本松4-2-1 六本松421 3階

センター業務内容

九州大学法科大学院附属リーガル・クリニック・センター(以下「センター」と呼称)は、弁護士法人九州リーガル・クリニック法律事務所と連携して、法科大学院学生への実務教育を実施すること等を主要な業務としています。

弁護士法人九州リーガル・クリニック法律事務所には、代表社員の弁護士のほか、福岡県弁護士会に登録した九州大学法科大学院及び九州大学大学院法学研究院の教員(3名・元教員も含む)が、弁護士として所属し、教育・研究に資する事件の相談等の業務を行い、依頼者の法的ニーズに応えています。これまで、法律扶助事件や被疑者および被告人国選事件などを中心に、「人間に対して優しい眼差しをもつ法曹」を養成するという九州大学法科大学院の理念にも即して、活動の範囲を拡大してきました。

センターでは、法科大学院の実務法学教育として、「リーガル・クリニック」の授業が開講されます。この授業では、依頼者の了承のもとに、教員の担当する具体的事件に、教員の指導・監督のもとに一定の範囲で法科大学院学生を関与させ、学生に実務法学の実践を通して、法律理論を再考させ、法曹の役割の重要性や弁護技術・法曹倫理を学ばせます。センターは、この授業の運営を担い、学生の準備作業・相談等の弁護活動の場として、また、個々の経験を持ち寄り、検討するための集合学修の場として、機能しています。

センターでは、これまで、地域の市民を対象とした無料法律相談会、市民に身近な法律問題や行政問題等についての市民講座、法律実務家の講座等を開催するなど、社会との連携も強化してきました。また、弁護士を対象とした会社法講座を開講する等の取り組みも行ってきました。

現在は、韓国の法科大学院の学生を実務研修のために受け入れる等、アジアの交流の結節点である福岡に相応しい、地域社会の国際化に対応できるような法曹養成を視野に入れた取り組みも行っています。

センターでは、紛争解決機能に関する調査・研究、その実践についても研究中です。今後は、ADR(裁判外紛争処理)のスキルを備えた法曹を養成する取り組み等を行っていきたいと考えています。そのほか、在学生のみならず、修了者の法曹に対する法律実務面での支援等、法曹養成機関である法科大学院の附属センターとして相応しい活動に引き続き取り組んでいく所存です。