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教育内容・方法

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シラバス

科目名
  • 授業科目名労働法実務
  • 授業科目名(英語)Labor Law and Practice
  • 標準学年2・3年次
  • 必修・選択の区別選択
  • 単位数2単位
教員名 山下 昇 ( YAMASHITA Noboru )
時限 月 , Ⅵ ( 18:30 - 20:00 )
授業の目的 本講義では、労働法の基礎知識・基礎理論を踏まえた発展的な内容として、判例法理の正確な理解・習得を目的とする。本講義では、基本判例(労働判例百選に掲載されている判例を中心に)を押さえつつ、最高裁判例がその後の下級審判決の中でどのよう に展開されているか、また、近時の注目すべき判例の展開についても考察する。オンデマンド配信の方法により進行する。オンライン接続のアドレスは別途告知する。レポート課題の作成を通じて論述能力を涵養する。
履修条件 原則として「労働と法」の講義を受講していること。または、同講義を受講している者と同等程度の労働法の知識を有していること。
到達目標 授業の目的欄または授業の概要欄において示された能力を修得すること。 
授業の概要 毎回、各回の項目に関し重要な判例を取り上げ、事実・争点・判断の観点から正確に分析し、判例法理の基本的理解・その射程と限界・問題点を学習する。取り扱う判例は、最高裁判例を中心として、重要判例の検討を行う。なお、項目によっては、必ずしも最高裁判決に限定されず、下級審の判決でも、重要なものについては取り扱う。また、関連する判例や最新判例についても、適宜、紹介し、検討を行う。オンデマンド配信の方法により進行する。オンライン接続のアドレスは別途告知する。レポート課題の作成を通じて論述能力を涵養する。
授業の概要(英語) Labor Law and Practice
授業計画 第1講 イントロダクション、労働者性・使用者性
第2講 募集・採用/パートタイム・有期契約労働者・労働者派遣
第3講 労働契約の基本原理/平等原則
第4講 就業規則と労働契約
第5講 労働組合
第6講 団体交渉
第7講 労働協約
第8講 賃金
第9講 労働時間・休憩・休日・時間外労働
第10講 休暇・休業/安全衛生と労災補償
第11講 配転・出向/企業組織の変動
第12講 懲戒
第13講 解雇・労働契約の終了
第14講 団体行動(組合活動・争議行為)
第15講 不当労働行為
授業の進め方 各回につき事前に指定する労働判例の事前学習を前提に、講義では、重要判例の解説を行う。受講者は、必ず判例に目を通し、事実と判旨を確認しておくこと。事前に、レジュメ(質問事項をまとめたもの)を配布するので、事前学習をしたうえでオンデマンド講義を受講すること。また、一部の回を対面・オンライン併用で実施することがある。対面実施の回はオンデマンド配信するので、オンライン等での参加が難しい場合は、オンデマンドで受講すること。学期中に2回程度レポート課題を課す。
教科書及び参考図書等 教科書:神吉知郁子・皆川宏之編著『労働法ケースブック』(有斐閣、2024年3月)
参考書:野田進・山下昇・柳澤武編著『判例労働法入門 第8版』(有斐閣、2023)、『労働判例百選(第10版)』有斐閣
試験・成績評価等 学期中のレポート40点、期末試験60点。
事前学習 受講者は、必ず判例に目を通し、事実と判旨を確認しておくこと。また、参考の判例資料を配布するので、内容を確認しておくこと。
課題レポート等 学期中に2回程度、事例問題のレポート課題を出題するので、指定する締め切りまでに提出すること。レポートは成績評価の対象とする。
オフィスアワー 金曜日10:30~13:00。それ以外の時間帯については、メールで連絡すること。
その他
本科目は、オンデマンド配信の方法により実施する予定である。オンライン接続のアドレスは、別途告知する。
一部の回を対面・オンライン併用で実施することがある。対面実施の回はオンデマンド配信するので、オンライン等での参加が難しい場合は、オンデマンドで受講すること。