教員紹介 ―小島 立―

教員紹介 ―小島 立―

小島 立
Kojima Ryu
講座・専攻国際関係法学講座
知的財産法
研究キーワード知的成果物の多様性と資源管理/知的成果物の多様性とファイナンス/文化多様性と法/「クリエイティブ経済(クリエイティブ産業)」と法/産業遺産を活用した「まちづくり」や「ものづくり」のあり方
自己紹介
 1976年に福岡県中間市で生まれ、その後、中学時代までを直方市で過ごしました。東京大学法学部を卒業後、同助手を経て、2005年3月に九州大学法学部へ着任しました。この間、2003年にハーバード・ロースクールでLL.M.(法学修士)を取得しました。また、2013年3月から2015年3月にかけて、マックス・プランク・イノベーション・競争研究所において在外研究に従事する機会を得ました。
 私の専攻は、知的財産法、文化政策と法です。ここ最近は、知的成果物の多様性を実現するための法の役割について、資源管理やファイナンスの観点を踏まえて研究しています。また、いわゆる「クリエイティブ経済(クリエイティブ産業)」の諸分野(建築、工芸、ファッション、写真、舞台芸術、出版など)のフィールドワークも交えながら、文化多様性を実現するための法の役割についても研究を行っています。さらに、私が福岡県筑豊地方の旧産炭地で生まれ育ったということもあり、「ライフワーク」の1つとして、産業遺産を活用した「まちづくり」や「ものづくり」のあり方についても勉強を始めたところです。
 教育と研究は、まさに「車の両輪」であるということを実感しています。学生の皆さんと一緒に、理論的かつ実務的に最先端の問題を学ぶことで、私自身の研究の幅が広がっていることに心から感謝しています。
学生への一言 何事に対しても、常に疑問と批判を失わず、真正面からぶつかって下さい。その際、自分から得手・不得手を判断することなく、関心の間口を広く取り、飽くなき好奇心を持って探求を続けていただきたいと思います。
 私自身が、知的財産法、文化政策と法という、いわば「何でもあり」の分野を研究対象としているから感じるのかもしれませんが、何かを学ぶに当たって「無駄なこと」や「役に立たないこと」は、ひとつもないはずだと信じています。
 皆さんと、九州大学法学部・九州大学大学院法学府でお会いできることを、今から心待ちにしています。