[2023年度・後期] 2023 GV Workshop (KU-SNU Joint Research for Law School Education)

以下は、2023年度GV Workshopに参加したGV学生の中で2~4年生を代表する3人の感想です。

 竹石:GVプログラムは、2024年1月下旬から2月初旬の約10日間、ソウル大学ロースクールの学生を招待し、共同リサーチワークショップを開催しました。このワークショップの目的は、日本と韓国の法曹育成システムを比較検討し、より良い法曹育成システムを模索していくことでした。ワークショップの集大成として、最終日には、Law Schools Global League(LSGL)のカンファレンスにおいて、世界20各国から集まった法科大学院長や法学部長に向けて、「Past, Present, Future of the Law School 」というテーマでプレゼンテーションを行いました。

 稗田:発表の準備は、両国の法曹養成システムを説明して、基本的な仕組みを知ることから始まりました。両国のシステムの類似点や相違点を整理し、比較してみることはとても興味深く感じました。その後、九大ロースクールの先生や学生からお話を聞きました。実際にロースクールに関わっている方々から見たロースクールについて知ることができ、貴重な機会となりました。

 そして、これらの情報を元に、今回のプレゼンテーションのテーマである、「Past,  Present, Future of the Law School」のもと、学生の立場からロースクールに求めることとして、どのようなシステムを導入すれば、より良い法曹養成システムとなるかをソウル大学の学生たちと考えました。様々な案が出され、そのメリットとデメリットを検討していく過程で、ロースクールなどの法曹養成システムについて深く考えることができました。

 議論をする中で特に印象的だったこととして、日本では法学部からロースクールに進学する学生が多い一方、韓国では、アメリカのシステムに似て、ロースクールを設置している大学には法学部がなく、ほとんどのロースクール生は、ロースクールに進学して初めて法律についての勉強を始める、ということがあります。そのことにより、韓国のロースクールでは、多様なバックグラウンドを持った学生が集まり、共に勉強することができるため、非常に魅力的だと感じました。

 私はロースクールに進学するため、事前にロースクールについて様々なことを知ることができてよかったです。また、外国のロースクールシステムについて知ることは、外国の法律実務家と会話をする際に、共通の理解を有することにもつながり、とても有意義なものとなりました。

 安里:LGSLでのプレゼンテーションは世界各国から集まった先生方の前であったため英語で行われました。これまでにない大きな機会での発表であり、本番までは緊張と不安でいっぱいでした。しかし、ソウル大学の学生と本番を意識した練習を何十回と繰り返したことで自信をつけることができました。本番では詰まってしまった部分があったものの、個人的に納得のいく発表をすることが出来ました。ソウル大学の学生は英語のレベルが非常に高く、自分との圧倒的なレベルの差を感じました。彼らは発表に原稿なしで挑んでいただけでなく、発表中、場を和ませる発言をする余裕も見せていました。彼らの英語能力を受け、これからは単なるコミュニケーションのための英語だけではなく、発表をする時のようなフォーマルな英語の学習に、今まで以上に力を入れて取り組んでいきたいと感じました。

 竹石:ソウル大学の学生とは、プレゼンテーションに向けての準備以外にも、福岡地方裁判所や福岡地方検察庁を訪れたり、AIに関する授業を受けたりなど、多くの学びを共にしました。また、ソウル大学の学生に福岡を満喫してもらいたく、太宰府天満宮や大濠公園などを訪れる日も設けました。そのような観光や食事を共にしていく中で、学生同士の仲を深めることができたと思います。ソウル大学ロースクールとの交流は始まったばかりです。来年度以降もこの交流を続けることができるよう、GVプログラム生一同精一杯頑張っていきます。

稗田 圭佑(4年)
竹石 明生(3年)
安里 奏咲(2年)