【2025年度・後期】「Basics of Law」での学びと成長 ― 3名のGV1年生による振り返り

 本稿では、GVプログラム後期科目「Basic of Law」において学んだ3名の学生が、各自の経験をもとに授業から得た成果や学習過程を振り返ります。それぞれの視点から見た成長の記録を通じて、本科目の学びの意義を共有します。

後期のGV特殊講義Ⅱ「Basic of Law」では、民法Iを題材に英語プレゼンテーションを行い、法学的思考力と英語運用能力の双方を鍛えることができた。前期の「法学入門I」に比べ、授業内容の専門性が高まったことで、単に知識を整理するだけでは十分でなく、法概念を自分の理解として再構築し、それを英語で的確に表現する力が問われた。こうした挑戦を通じて、法学を本質的に学び、「自らの言葉で語る力」にまで高める重要性を実感した。

かなりの準備を行なってもなお厳しいフィードバックを受けた時は落胆したが、それを契機に、文献の参照や教科書のリサーチを徹底した結果、徐々に論理構成と英語表現の両面での自信を得ることができた。

また、毎回の授業で行われる単語テストを通じ、普通の日常会話で使う語彙だけでなく、法律用語やビジネスシーンで使うテクニカルな語彙も習得することができ、英語の語彙力着実に強化された。これは国際弁護士を目指す上で確実に自分の力になると確信した。

(一年 保井 理沙)

 

 1年後期のGV特殊講義Ⅱ「basic of law」を通じて、民法Ⅰの授業で学んだ内容について英語のプレゼンテーションを行う機会を得たことで、自らの民法総則に対する理解を深めながら、様々な側面から自分たちを成長させることができたように感じる。

民法Ⅰの内容は日本語でも理解が難しいことも多く、先生や他の学生に対して英語でプレゼンをするためには、授業内容の深い理解と英語での十分な表現力が欠かせなかった。初回のプレゼンでは、完璧だと思っていた発表内容に先生や他のメンバーから多くの指摘を受けたことで、大きな挫折感を味わった。それ以降、プレゼン準備のために、授業内容について友人や先輩方に教えを乞いたり、徹底的に英語での表現を調べたりしたことで自分の発表に自信を持って臨むことができ、結果的に民法Ⅰの内容を深く理解し、英語の表現力を高めることができたように感じる。

(一年 東屋敷 結人)

 

 後期の「basic of law」では、主に民法Iの授業に関するプレゼンテーションを行った。前期の「法学入門I」と比較して、ベースとなる授業の専門性が増したため、プレゼンテーションの準備にはかなりの時間を要した。しかし、その過程で単に講義を聴講するだけでなく、教科書を熟読したり、友人と疑問点を共有・議論したりする機会が増え、結果として授業内容に対する理解度を大きく向上させることができた。また、毎回の授業で実施される単語テストを通じて、専門的な法律用語に加えてTOEFL頻出の重要語彙も習得できたことは、自身の単語力向上に大きく寄与したと感じている。

(一年 吉田 知生)

 

 三者三様の学びの形がありながら、それぞれが「Basic of Law」を通じて、法学的思考力と英語運用力の両面で着実な成長を遂げることができました。授業では、具体的な事例分析やディスカッションを通じて、法的問題を多角的に捉える力を養うとともに、英語で自らの考えを論理的に表現する力も磨かれました。こうした学びの積み重ねは、単なる知識の習得にとどまらず、「法とは何か」「社会における法の役割とは何か」といった根源的な問いに向き合う姿勢を育んでくれました。今回の経験は、今後の学びを支える大切な土台となり、2年生から本格的に始まる専門的な法学の探究へと確かな架け橋となりました。