[2021年度・後期] GV Exchange Workshopへの参加を通して得られた経験

コロナ禍の中で、GVプログラムでは春からさまざまなオンラインによる海外の学生との交流イベントが開催されていましたが、今冬ではGV Law & Society Exchange Workshop 2022が本校、九州大学の主催によって開かれました。これまでのworkshopでは他校の学生や本校の高学年の先輩方が中心となってイベントを進めてくださっていましたが、今回のworkshopでは、私たち一年生もこれまで以上に濃密にイベントに関わることになりました。

今回のworkshopでの具体的な活動は、貧困問題、ジェンダー問題、ヘイトスピーチ、難民問題、表現の自由の問題という、かなり大きな国際的問題をテーマにして各グループに分かれ、その問題についての現状や法的改善策などを考えました。そして海外の他大学の学生と実際に英語でその内容を話し合い、最終的にはプレゼンをして発表するというものでした。

私はこれほどまでに密接に海外の学生と長時間話すような機会が無かったため、このworkshopが私にとってとても貴重な経験となり、大きな刺激になりました。特に海外の学生の英語力の高さに圧倒され、本当に伝えたいことがうまく伝わらないもどかしさ、そしてなんとか伝わってグループワークの議論が発展した時の喜びをこれまで以上に感じることができました。また、これまでのGVプログラムの活動では、同じ一年生とあるテーマについて議論することが多かったため、やはり偏った意見が目立ち、議論の発展が少なかったように思えますが、今回のworkshopではさまざまなバックグラウンドをもった生徒と交流することができ、議論の発展がとても多いものであったのではないかと感じています。コロナ禍においても、これほどまでに新鮮で刺激的なプログラムを経験させていただいたことを光栄に思います。

國部愛
Ai Kokubu