[2022年度・後期]「Basic of law 」での学び

1年生のGVセミナーでは週に1度、日本語で受けた法学の授業を英語で振り返る「Basic of Law」という時間があります。このセミナーでは担当の2人が授業内容を英語でまとめたプレゼンを発表し、その内容についてみんなで議論し、深堀をしていきます。苦い思い出もたくさんありますが、英語力やプレゼン力を培うことができたり、少人数でチューターから指導していただけたり、GV1年生の特権とも言えるセミナーです。

入学したての当時の自分を振り返ると、このセミナーはかなりきつく毎週乗り越えるのが大変でした。法学の知識が全くない状態であり、日本語で受ける法学の授業さえ着いていくのが一苦労だった自分にとって、その内容を英語でまとめ、みんなが理解できるように発表するというのは、かなりの準備時間を要し、自分がプレゼンの担当の週は眠れないことも多くありました。またプレゼン後、同期や先輩、先生から受ける質問にうまく答えることができず、落ち込むことも多くありました。しかし回数を重ねるごとに、プレゼンをスムーズに作れるようになったり、予め質問を予期したり等、自分の中で解決策を見つけることができ、自分が本当に法学の内容を理解できているのか振り返ったり、内容をさらに深堀して考えたりする余裕が生まれ、一段と有意義な時間となりました。

また、セミナーでは毎回、自分の発表や発言に対して、チューターからきめ細かなアドバイスを頂けるため、常に自分の課題を明確化することができ、日々のモチベーションを保つことができました。

さらに、自分でプレゼンを作って同期と内容について議論したり、チューターからその内容に関連する新しい知識プラスで教えてもらったりする分、記憶にはしっかり残り、学期末に行われるテストでは対策がしやすかったと思います。

この授業を通して法学に関する知識はもちろん、英語力やプレゼン力、発言力等、様々な力を身に着けることができました。この経験を持ってさらに2年生以降のGVの活動に積極的に参加していこうと思います。

日高 優利