夏学期には、水曜4限開講の「Criminal and Civil Procedure Law」を履修しました。この講義は、弁護士の丸山先生がご担当されており、日本の刑事訴訟や民事訴訟について英語で学ぶという内容でした。
学部の3年生で受講を推奨されている、法学部専攻科目の刑事訴訟法・民事訴訟法と並行して受講する学生も多く、法学部生として学んだことを復習しながら、英語でどのように表現するのかも知ることが出来ました。訴訟手続に使われる用語は専門的なものも多く、1度聞いただけだとわからない単語もありましたが、講義の復習を通して、着実にボキャブラリーを増やしていくトレーニングが出来ました。

講義では、基本的な訴訟手続についての説明に加え、関連事例についての紹介もありました。今回は、カルロス・ゴーン氏の勾留延長の件が取り上げられました。日本の刑事訴訟法上のしくみにより、どのようにして長期の勾留がなされたのか、ニュースや学部の講義で得た知識と照らし合わせながら聴講しました。ゴーン氏の事件は私たち学部生にとって、聞き馴染みのある印象的なトピックだったので、大変興味深かったです。このように、ニュースで見たこと、聞いたことが講義で紹介されることで、講義と実務の相関性が見えてくるので、より大きな関心をもって受講することができるようになると思います。
最終日には、裁判所見学にも参加しました。LL.M.の学生とともに傍聴に行き、実際の法廷を間近で見ました。刑事裁判では被告人質問もじっくりと行われ、聴きごたえのある内容でした。講義を受講後に傍聴をしたため、「今は何をする時間なのか」など、裁判の流れを掴みながら聴くことができました。LL.M.の学生は、民事裁判で、判決の言い渡しに際し当事者の出廷が不要であることを目の当たりにし、とても驚いていました。傍聴後に彼らと話す中で、それぞれの国の制度の違いを認識しました。実際に目にすることで、講義の内容がより頭に入りました。
日本の法制度について、留学生とともに英語で受講することで、各国の制度の共通点・相違点がわかりました。また、より多くの法律用語を学ぶきっかけになり、「英語で法学を学ぶ」ことの意義が実感できる講義でした。
GV9期 舞田冴月
GV10期 木村杏南
