[2022年度・後期] 対面での国際交流の価値:GVワークショップを通して

 GV5期生の吉川顕家です。私たちGVプログラムは3月5日から11日にかけてマレーシアのマラヤ大学を招待しGV Workshopを開催しました。本来このワークショップを開催する予定はありませんでした。しかし昨年の11月にコロナ禍以降初めて参加したマラヤ大学でのStudent Exchange Programで国際交流の楽しさを体験し、帰国後私たちはこの感動を九州大学で再現してマラヤ大学の学生へ恩返しとするために、先生と交渉してこのワークショップを開催しました。自分たちで交渉してこのような大きな行事を企画することができるところもGVプログラムの魅力だと感じています。

 今回のワークショップのテーマは「表現の自由」で、私たちはそれぞれの国で起こっている表現の自由に関する問題をプレゼンしたり、成原慧先生にインターネット上における表現の自由に関する特別講義を受けたりして知識を深めていきました。最後にはそれまでの期間で身につけた知識を活用し、さまざまな問題と表現の自由を身につけた発表をしました。学術的なことだけではなく、文化交流やプログラム終了後に食事に行くことなどでも互いの仲を深められるところはオンラインの国際交流にはない魅力です。お互いの国の文化や宗教観などについて議論をすることでさらにマレーシアについて理解をすることができました。

 今回のワークショップはほとんどのGVの学生にとって初めての対面による学生交流でした。そのため企画や運営におけるノウハウを持っておらず、思い通りに進んだことの方が少なかったと思います。しかし私たちはこの経験を通して国際交流の素晴らしさを知ることができました。今後はより多くの学生交流のプログラムが企画されるはずです。私たちはこれからも多くの国際交流プログラムし参加し、海外の学生から刺激を受け、国際感覚を養いたいと思います。

吉川 顕家