1年生のGVセミナーでは、後期にも「Basic of Law」が開講されます。法学部の通常授業として前期に受講した「法学入門」より更に専門的な事柄を扱った講義である「民法I」の内容をもとに、毎週2人のメンバーが英語でプレセンテーションを行いました。プレゼンテーションの後には、参加しているメンバー皆で講義内容やプレゼンの内容について意見し合います。この過程を通して、またティーチングアソシエイトに質問やフィードバックを行ってもらうことで、理解を深めていきました。
民法Iでは、講義の内容をほとんど理解できないまま授業が終わってしまうこともありました。しかし、仲間と協力しながら復習することで自分なりに全体の流れを把握し、英語でのプレゼンに備えることができました。
そして自分の担当の週では、レジュメ注意深く読み返しながら、講義中にとったメモや辞書、英語翻訳版の民法を活用してプレゼンテーションを作成しました。
また、パワーポイントの見やすさや内容面でのつながりを意識しながら、参加者みんなができるだけ理解を深められるように工夫しました。
セミナーの最中には、作成したプレゼンの翻訳が間違っていたり、理解できないまま使用した単語について質問されたりすることもあり、思うようにいかないこともありました。その度自分の理解力やプレゼン準備の不十分さを痛感しました。
しかし、このような苦い経験をもとに、「次からはもっと内容の理解に時間をかけよう」、「翻訳の際は複数の辞書を参考にして、間違いがないように気をつけよう」と心がけることができました。これにより、だんだんと自分の発表の質が上がり、更には他のメンバーの発表への理解度も上がったと感じました。
法学の勉強についてまだまだ初心者である1年生のうちに、毎回の授業を深く理解しようと努めるきっかけとなったという意味でも、このセミナーはとても有意義なものでした。法学そのものへの理解と英語力の向上をどちらも目指せる内容だったと思います。
2年生以降の学習に今回の経験を役立てていきたいです。
伊禮 碧