【2024年度・前期】GVセミナー「Case Study」で学んだこと

GV3年生は、2024年度前期の隔週月曜日に「Case Study」を行いました。

このCase Studyでは、各々が所属するゼミで扱った判例や学んだ法律知識を他のメンバーに英語のプレゼンテーションで発表し、議論を行いました。

「英語でのプレゼン発表と議論」に関しては、すでに1年生の「Basic of Law」にて経験していましたが、3年生の「Case Study」では更に違った観点で多くのことを学び、力を身に着けることができました。

まず、1つ目に学んだことは、判例発表の方法です。

私たち3年生は、これまでのGVプログラムでの活動を通して、「法律」に関する発表は多々行ってきましたが、「判例」に絞って詳しく発表するという経験はほとんどなく、どのように発表を行えばよいのか分からない状態でした。

そのため、初めの頃は資料の作成に時間がかかりましたが、発表を重ねていくうちに判例発表のコツをつかみ、内容の充実したプレゼンテーションを発表できるようになりました。

また、発表後の議論をより深いものにするために、争点になりうる部分を強調して発表する等、1年生の「Basic of Law」の発表では意識できなかったような工夫も組み込むことができました。

2つ目に、自分だけでは触れられないような判例に触れることができ、知識を広めることができました。

というのも、5人の3年生それぞれが所属するゼミで詳しく扱った、教科書に載っていないような判例の発表を聴くことができるため、授業では触れないような判例を学ぶことができました。

加えて、扱う法律は違えども、自身のゼミで扱う法律との関連性を見出すことで、法律への理解・関心を更に高めることができました。

また、私は総じて「1年生の頃よりも着実に法律への理解が深まっている」ということを感じました。

1年生の頃は、法律の勉強を始めたばかりだったということもあり、発表内容も表面的なものになってしまう場合が多く、内容に深みのある議論もあまりできていませんでした。

しかしながら、1年、2年と法律を学習してきた今、あの頃よりも確実に内容の深い発表や議論を堂々と行えるようになっていることを実感し嬉しさを感じました。

大学生生活も後半戦に入った今、これまでに学んだことをしっかりと生かしながら法律への理解を更に深めていきたいと思います。

GV3年 川原 滉平