
6月11日、GV4期生で、本田技研工業株式会社の法務統括部に就職し、活躍している仮上先輩と、上原先輩にセミナーを開いていただきました。
ホンダ法務部での実務経験や、勉強についてのアドバイスなど、GVの現役生にとって非常に実りあるお話を聞くことができました。
以下は、今回のセミナーに参加したGV生の感想です。
・GV1年 三明蒼生
私は今回のHondaの法務部の方々の講義で、GVプログラムの特殊講義が実社会でどのように役に立つのか学べた。Hondaのような多国籍で活躍する企業だと、日本以外の国との会議、訴訟が行われる。その時に、GVで学んだ、法律に関する英語が役に立つそうだ。例えば、訴訟に関する書類を英語で読んだり、アメリカやタイなどの国に派遣されたり、その地域の弁護士と対話をしたりということだ。実際にアメリカで訴訟が行われた際に、州ごとに和解に向けて話を進めるかそうでないかは、地域ごとにより対応を変えていくことに、日本との大きな違いを感じた。アメリカの陪審員は論理より、感情的な部分を優先することがあり、懲罰賠償の対象になることを恐れてのことである。懲罰賠償とは実際の損害の数十倍の賠償金を請求することである。法務部の立ち回り方、詳しくは、エンジニアと弁護士CEOとの仲介者としての役割も学べた。弁護士は設計に関する知識が、エンジニアは法律に関する知識が乏しい場合があるので、仲介者としてそれぞれの知識をかみ砕いて双方に説明するということだ。その時に英語圏の方と話すこともあるのでやはりここでも英語力というのは役に立つ。
今回の講義を通して、実社会に要求される英語力、法務部で必要とされる力などを知ることができた。また、GVの講義がどれだけ実社会にでて役に立つか、実際の経験談とともに学べて、すごさの実感が持てた。これからの講義により一層身を入れていきたい。

・GV2年 志田文華
今回のホンダ法務部の先輩の講義では、企業の法務部での実務経験とGVでの学びのつながりを実感することができました。
ホンダ法務部では、事業法務と訴訟・係争などを行っています。事業法務では、新規事業の開発において、相手企業に知財紛争がないかなどの法務デューデリジェンス等を行い、必要な権利を獲得し不要なリスクを排除することで、契約書を作るだけでなく、前段階から積極的に関与し取引全体をサポートする役割を担っているそうです。訴訟・係争では、PL訴訟や知財特許、人事労務訴訟がメインとなっており、講義の中では、先輩方が実際に担当したアメリカでのリアルな訴訟経験を教えていただきました。
先輩方は、企業内弁護士と法務部の違いや、大学時代の留学経験が今の仕事でどのように関わっているかなど、学生からの質問にも丁寧に対応してくださいました。
私は将来どのような仕事に進みたいのかが明確に決まっていないのですが、今回身近なGVの先輩方から、ホンダの法務統括部での実務経験を聞いて、企業法務という選択肢に非常に興味を持つことができました。

・GV3年 前原瑞希
こんにちは。法学部3年の前原瑞希です。
6月11日、GVプログラムの一環として、本田技研工業株式会社(ホンダ)の法務部でご活躍されている社員の方3名に特別講義をしていただきました。
講義では、ホンダが原付の製造からスタートし、挑戦を重ねながらグローバル企業として成長してきた歩みを教えていただきました。現在は世界で最も多くのエンジンを製造する企業の一つとなり、2040年にはすべての新車販売をEV(電動車)にするという大きな目標に向かって動いているそうです。「お客様のライフタイムバリューをどう高めるか」を軸に、変化の激しい時代の中でも挑戦を止めない姿勢がとても印象的でした。
また、企業法務についても実務的な内容を多くお話しいただきました。ホンダでは法務と知財が一体で動いているという独自の体制があり、これは社内での連携や意思決定の効率化にもつながっているそうです。EVバッテリーの共同開発(LGES・三菱商事)や新規事業(ソニー・日産との協業など)といった戦略的な取り組みも法務が関わっており、事業と法務が密接に連携している様子がよく伝わってきました。海外拠点での法務業務についても丁寧に教えていただき、グローバル企業ならではのスケールの大きさに圧倒されました。

さらに、CV出資の際に行う法務デューデリジェンスや、アメリカでの訴訟対応(特に事実認定の重要性)といったリアルな仕事の話も伺い、普段大学で学ぶ法律とはまた違った「実務」の世界を知ることができました。特に、「現場に近いからこそ見える課題や楽しさがある」というお話がとても心に残っています。
私は将来、企業の法務部で働きたいと考えています。法律という専門性を軸に、多様なビジネスに寄り添いながら、事業を現実社会で形にするための橋渡し役になる――そんなホンダの法務部の皆さんの姿に、大きな共感と憧れを抱きました。今回の講義を通じて、より一層この道に進みたいという思いが強くなりました。
最後になりますが、このような貴重な学びの機会をいただけたことに感謝しています。GVプログラムでは、普段の講義では得られない実践的な知見に触れられる場が多くあり、視野を広げることができています。これからも、一つひとつの経験を大切にしながら学びを深めていきたいと思います。
