【2025年度・前期】中国・上海で広がった世界―国際サマースクールでの学びと出会い

GVプログラム9期生、現在学部3年の竹本海月です。

今回私は、上海のEast China University of Political Science and Law(ECUPL)(華東政法大学)で行われたサマースクールに参加しました。

このサマースクールは6月15日から7月12日にわたって開催され、14か国から集まった計30人の法律や政治の知識を持つ学生がキャンパスで共に生活しながら、中国の法律や政治、歴史、文化を学ぶというものでした。

私はこれまでGV学生として韓国の釜山大学やマレーシアのマラヤ大学での短期研修などに積極的に参加してきましたが、今回は参加者のほとんどがヨーロッパやアメリカ大陸からの学生だったため、自分の英語力に不安を抱えながら中国へ向かいました。

また、これまで一人暮らしをしたことのない私にとって、初めて会う海外の学生とのシェアルーム生活がうまくいくかどうかも分からず、渡航前はとても緊張していたことを覚えています。

いざ中国に到着して他の参加者と合流してみると、英語圏からの学生、特にアメリカやカナダ出身の学生は英語のスピードがとても速くて、最初の1週間は英語を聞き取ることにかなり苦労し、会話についていくことに必死でした。英語での講義よりも友達との会話に苦労したほどでした。 しかし、挫けずに一人でも多くの学生と交流することを心掛けていると、少しずつスピードの速い英語にも慣れていきました。私が英語を話すことに慣れていないと知った友達がスラングや聞きなれない言い回しを都度丁寧に教えてくれ、英語が上達したと思います。

このプログラムは、主に中国の法律や政治、歴史、文化を学ぶことを内容としていましたが、私たちがただ講義を聴くだけではなく、ディスカッションをしながら講義が進められたため、参加者各国の法律や政治、文化についても学ぶことができ、ここで記すには多すぎるほど新しいことを吸収し、非常に有意義な1か月間となりました。

具体的には、中国語の会話授業、税法や国際貿易法、刑事手続法、AIに対する法規制、知的財産法、外国投資法について講義を受けました。

中国に最も近い日本の学生として、先生方や他の参加者から中国と日本との共通点や相違点を尋ねられることも多く、新しいことを学ぶということと自分がこれまで学んできた知識を共有することの両面で鍛えられることになりました。

授業以外にも様々な場所へフィールドトリップに行きました。

上海でも五本指に入るほど大きな法律事務所を訪れ、弁護士さんたちから仕事や勉強についてお話を伺ったり、高等裁判所の見学に行ったり、上海の歴史を学ぶための博物館を訪問したりしました。

また、放課後や週末のフリータイムには仲良くなった参加者と食事に行ったり、小旅行に行ったりして、たくさんの思い出を作りました。

私は友達と杭州と蘇州という都市へ行き、中国の歴史を感じる美しい街並みに感動しました。

最後の週には、数人がグループになってそれぞれ自分の国について紹介するプレゼンを行いました。私は日本と同じく大陸法を採用しているオランダとカナダからの学生と一緒になり、クイズ大会形式で日本の法律と文化いついて紹介しました。

特に日本が死刑制度を維持していることに驚く学生が多く、そこでまた議論が盛り上がることになりました。

最終日前日には全員が英語の記述式で最終テストを受け、翌日のクロージングセレモニーで修了証を受け取りました。

このプログラム全体を通して、参加者の年齢や経歴は本当に様々でしたが、どの人も本当に大きな情熱を持っていたのが印象的でした。

学部1、2年生ですでに法律事務所や機関でインターンシップをしている学生が多く、とても驚きましたし、学部生以外にも院生やすでに法曹として働いている人、政府や国際機関で働いた経験のある人、などなど多様な背景を持った人々と交流し、法律を学ぶ学生としてこれからの自分のキャリアについても見つめなおすきっかけになったと思います。

今回の経験を活かして、これからも新しいことに積極的に挑戦しながら勉強に励みたいと思います。 最後に上海の素晴らしい景色を添えておきます、ありがとうございました。