2025年度前期では、GV2・3年生と4年生の一部がGV特殊講義を受講しました。
春学期に履修した「比較契約法(Comparative Contract Law)」の授業では、水曜5限にLL.M.(法学修士課程)の学生と一緒に、フランス・ドイツ・判例法(コモンロー)諸国の契約法の違いについて比較しながら学びました。
授業はすべて英語で行われたため、最初は正直ついていけるか不安でした。しかし、一年生のBasics of Lawで勉強した単語や内容が理解を助けてくれました。もちろん難しいことも多く、スライドに出てくる単語をその都度調べ、予習・復習を丁寧に行うことで少しずつ理解を深めることができました。

授業では、各国の法律の条文や判例を扱いながら、それぞれの法体系がどのような価値観や歴史的背景に基づいているのかを学びました。特に、同じ「契約」に関するルールでも、国によって強調されるポイントや判断の仕方が異なることが印象的で、各国の性格を顕著に感じました。
また、数回に一度、LL.M.の学生と日本の学生が交流する時間があり、さまざまな出身国の法律や制度、判例について直接教えてもらえる機会がありました。これにより、授業で扱った3つの法体系にとどまらず、世界中のさまざまな国の法制度について知ることができ、とても刺激的でした。契約の成立時期について国ごとに判断が違ったり、同じだったりと、この授業を受講しなければ気づき得なかったことをたくさん学びました。契約法の内容のみならず、英語でコミュニケーションをとることで英語力の向上にもなりました。

LL.M.の学生と一緒にオールイングリッシュの授業を受講するのは今回が初めてでしたが、日本にいながら海外の法制度や多様な考え方に触れられる貴重な経験となり、学びの幅が広がったと感じています。
GV9期 伊禮碧
GV10期 松本樹
