GVプログラムの一年生は、後期に、週に一度のBasics of Lawの授業を受けました。この授業は、私たち学生によるプレゼンテーションとアソシエイツのピーター先生の授業からなっています。
学生のプレゼンテーションは、法学部生が受講する「民法I（田中教雄教授）」の授業の内容をまとめ、英語で行いました。日本語で受けた講義を英語でまとめ直すということは、とても大変な内容でした。法律用語などの難しい表現もありましたが、授業内で先生からのフィードバックを受けるなどして、英語力も上達したと思います。また、講義内で扱われた事例についてディスカッションをするなどの機会があり、講義の内容への理解をより深めることもできたと思います。
次に、ピーター先生の授業では、主に「契約」について学びました。全て英語での授業のため、とても難しく感じましたが、重要な部分を繰り返し説明してくださったり、丁寧に解説してくださったりしたため、契約についてしっかりと学ぶことができたと思います。日本語での民法の授業とは異なる、英米法に基づく契約の原則についての講義は、新しいことを知ることが多く、とても興味深いものでした。
前期に引き続き、レベルの高い授業内容であると感じましたが、他ではできないような、とても貴重な経験ができたと思います。
（稗田圭佑）