[2021年度・後期] マラヤ大学主催学生交流プログラム(E-SEP、2021年12月)への参加

私たちは、12月17日から12月19日の三日間、マラヤ大学主催のE-SEPに参加してきました。世界6か国(マレーシア、南アフリカ、中国、インドネシア、日本、イギリス)から約130名の学生が集まりました。今回のプログラムのテーマは、“Sexual Orientation and Gender Identity Laws”でした。

1日目は、海外の大学の教授から同性婚やLGBTQ+に関する講義を受けました。2日目は、グループに分かれ、各国の性的少数者の権利や法制度についてプレゼンをする機会がありました。私たちは、2019年に日本の同性カップルが提訴し、違憲判決が出された札幌地裁判決や、日本での同性カップルの法的地位など、日本の同性婚の現状について発表しました。

2日間を通してわかったことは、多くの国で性的少数者の権利が認められていないということです。どの国も性的少数者の権利保護に関して、宗教的・歴史的な課題を抱えており、これから制度や法を変えていく必要があると感じました。

私たちが、このE-SEPに参加するのは、今年の春に続き2回目でした。前回と比べると、海外の学生に質問するなど積極的に議論に関わることができ、自分たちの成長を感じました。一方で、海外の学生の高い英語力や法的な思考力に触れ、もっと勉強を頑張らなければと刺激を受けることができました。

(平川和紗・後藤穂乃実)