[2021年度・後期]「Book Reading」の感想

Book Readingは1年次に行われるGVプログラムのセミナーの1つです。この授業では英文書籍を講読し、読解力、要約力、プレゼン力を英語で鍛えることができます。

セミナーの内容としては、毎週、書籍の該当チャプターを読み、そのチャプターにおける著者の主張や、それに対する自分の見解などを同じ学年のメンバー同士でプレゼンし、意見交換を行います。

私たち7期生は、「How to Read a Book」と「Letters to a Law Student」という二つの書籍を扱いました。「How to read a Book」では、普段は意識することのない書籍の読み方について学びました。書籍の読み方を段階別に分類分けしており、特にその第一段階であるInspectional readingに関するチャプターからは、書籍を読み始める前に、目次に意識を向けることの重要性を学びました。目次では、その書籍の全体像を俯瞰して把握することができ、書籍の内容の理解に大いに役立ちます。「Letters to a Law student」においては、法律の意義や、法学初学者が留意すべきことを学びました。この書籍の著者は、法律とは理想的な社会の創造についての対話である、と主張しており、それを様々な観点や例を用いて解説しています。読者に法律初学者を想定しており、私自身、この書籍を読み進めるごとに法学への好奇心が溢れてきたのを覚えています。

どちらの書籍も、法学部1年生で講読する書籍として、大変優れており、それらを同じ学年のメンバーと意見交換をしながら読み続けたことで、冒頭で述べた、読解力、要約力、プレゼン力を鍛えることができました。個人的には、英文書籍に挑戦したことがなかったので、セミナーについていけるか心配ではありましたが、ティーチングアソシエートのピーター先生から適宜、アドバイスを頂きながら、無事、Book Readingセミナーを終えることができました。今後も、国内書籍だけでなく、海外の書籍にも手を伸ばし、新たな知識や観点を獲得していきたいと考えています。

竹石 明生
Takeishi Haruki