マラヤ大学短期留学

はじめまして。この4月からGVプログラム2期生に編入しました、戸倉有理沙と申します。初の編入生です(GVプログラムには、現時点で2、3年次に編入制度があります)。
今回は、我々GV2期生3名が3/12~25の約2週間にわたり参加してきたマラヤ大学のStudent Exchange Programについて報告させていただきます。

私からはまず、プログラムの内容についてお話します。
このプログラムには我々とホストのマレーシア・マラヤ大学の他、フィリピン・インドネシア・タイ・中国・ウェールズの法学部生が参加していました。
ここでは書ききれないほど内容が盛りだくさんな、充実した日々でした。
ALSA UM (Asian Law Students’ Association University of Malaya)という学生組織が今回のプログラムを運営してくださり、人権保護に関するシンポジウムや各国による(もちろん我々も)学生運動に関するプレゼンの発表などがあった他、Cultural Nightと称された各国の伝統芸能の披露も行われました。豊作を祈る儀礼から楽しげな踊りなど、様々なパフォーマンスが行われ、我々も浴衣を着て、「ふるさと」の合唱、折り紙、盆踊りをお届けしました。

こんにちは!GVプログラム2期生の秋吉咲良です。
ここからは今回私たちにとって大きな存在であった、マラヤ大学の「バディ」制度について報告したいと思います。
「バディ」とは行動を共にすることを推奨された、複数の学生からなるグループです。学生の組み合わせはランダムで決定されます。マラヤ大学では入学後まもなくバディが発表され、バディはすぐに仲を深めていくそうです。
今回のプログラムでは、留学生1人とマラヤ大生2人からなるバディがランダムで組まれました。

写真は私達3人とそれぞれのバディ達です。いつも一緒に食事に行ったり、空き時間に遊びに行ったりしていました。身の回りで不安なことや、何か不足しているものがあれば、まず彼らに相談します。「2週間だけのマレーシア生活だから」と、時には自身の時間を削ることも厭わなかった彼らのおかげで、充実した毎日を送れました。彼らは頼りになるガイドであったと同時に、とても良い友人にもなりました。

「バディ」制度はいわば大学側が勝手に友達を指名してくるような制度です。九州大学では考えられないこの制度は私にとってとても衝撃で、新鮮でした。これから様々な活動の運営に携わる際に参考にしていきたいと思います。

再び戸倉から、振り返りをお送りします。
同世代の学生と気の置けない仲になり、異文化間交流ができたことは非常に収穫として大きく、今後の人生や世界観を考えていく上ですごく自分の幅を広げてくれました。
そして何よりも、もっと法学を勉強しなければいけないという強い意識の芽生えが自分としては一大事でした。プログラム中、授業やシンポジウムなどを聴いていても用語が専門的でわからなかったり、海外の学生との質問力で勝負にならなかったりして落ち込んだこともありました。我々2期生は今年度から本格的に箱崎で法学部の授業を受け始めるので、こうした悔しさをモチベーションに変換し、しっかり気合を入れて頑張りたいです!