CLOSE

法科大学院の概要

ホーム > 法科大学院の概要 > 九州大学法科大学院の概要 > アドミッション・ポリシー

アドミッション・ポリシー



求める学生像

(全学共通)国立大学法人九州大学では、本学教育憲章の理念と目的を達成するために、高等学校等における基礎的教科・科目の普遍的履修を基盤とし、大学における総合的な教養教育や専門基礎教育を受け、自ら学ぶ姿勢を身に付け、さらに進んで自ら問いを立て、創造的・批判的に吟味・検討し、他者と協働し、幅広い視野で問題解決にあたる力を持つアクティブ・ラーナーへと成長する学生を求めている。
(部局固有)法務学府では、ディプロマ・ポリシーに示した教育目的に対する理解と共感を有する学生、具体的には次のような資質を備えた学生を求めています。
 1 法律実務家を志す明確な動機があること。
 2 人間に対する温かい眼差しと冷静な分析力を備えていること。
 3 広い視野に立った柔軟な思考力と果敢な決断力を備えていること。
 4 複雑化し高度化した社会に対する順応性を身につけていること。

入学者選抜方法との関係

以上のような資質を備えた学生を広く選抜するために、法務学府では、次のような指針に基づいた入学者選抜を行います。
 第1に、公平性・開放性・多様性を重視する観点から、社会人・他学部出身者にも広く門戸を開放します。 なお、社会人・他学部出身者のためだけに特別の入学者定員枠を設けることは、多様性・開放性の観点をかえって阻害するおそれがあるため、行ってはいませんが、入試選抜における書面審査の際の評価を通じて、定員の30%以上が社会人・他学部出身者になるよう努力しています。
 第2に、多様な人材につき、従前の学修過程や職業経験等を適切に評価できるように、入学試験は、法学既修者コースと法学未修者コースとに分けて実施します。上記の部局固有の求める資質については、書類審査の記載をもとに評価します。
 第3に、法学未修者コースにおいては、社会科学的な知識・素養、論理的思考の能力及び文章構成力・表現力を評価するための試験を行います(英語力を確認する問題は含みません)。
 第4に、法学既修者コースにおいては、すべての法律基本科目(憲法、行政法(行政救済法を含む)、民法、商法・会社法(手形法、小切手法、海商法、保険法を除く)、民事訴訟法(倒産法、民事執行法、民事保全法を除く)、刑法、刑事訴訟法)につき基本的な知識を問う論述問題を課すことにより、法律基本科目に関する基礎的知識が習得されていることを確認するとともに、広い視野から柔軟に法的分析を行うための基礎的な推論能力を評価します。
 第5に、いわゆる「法曹コース」修了者・修了予定者を対象とする特別選抜では、学部成績を重視した選抜を実施します。この特別選抜のうち、5 年一貫型においては、学部成績を特に重視した選抜を行いますが、学部の法曹コースにおいて論文式の定期試験が課されることに鑑み、法律基本科目に関する基礎的知識、及び、広い視野から柔軟に法的分析を行うための基礎的な推論能力を有していることを学士課程の成績により確認するとともに、面接試験により、冷静かつ柔軟な分析能力や思考力の有無を評価します。また、特別選抜の開放型においては、学部成績をある程度重視しつつ、法律基本科目に関する基礎的知識、及び、広い視野から柔軟に法的分析を行う ための基礎的な推論能力を有していることを、学士課程の成績と、主要3科目(憲法、民法、刑法)の論述試験を通じて評価します。
 詳細については、「募集要項」をご覧ください。