受験生時代の過ごし方

受験生時代の過ごし方

ここでは、法学部の先輩の受験生時代の過ごし方をご紹介すると共に、オープンキャンパスに参加して下さった受験生・高校生から出た疑問をピックアップし、Q&Aの形式でご紹介いたします。


受験生時代の過ごし方

平日

 私は朝型だったので、朝から2時間勉強していました。この2時間は宿題や予習を中心に行っていました。また、数学が苦手だったので、チャート式の問題を見た瞬間に解法が思い浮かぶくらいには勉強しました。九大文系数学は、基礎の積み重ねで解ける問題が多いので、あえて難しい問題集に手を出したりはしませんでした。

 九大の問題は、論述が多く、手が痛くなることもあります。基礎的な問題は、手で書かずとも、頭の中で解法が展開できれば、それで良しとしていました。 暗記が苦手な方には、(漢字のようなジャンルだと書くのが最適解ですが、)「唱えて覚える」というのも有効だと思います。ちなみに、法学部の勉強では、一つ一つ手で書いていると、全ての科目を網羅できないので、私は唱えて法学特有の独特の言い回しを覚えています。かく言う私も、暗記は苦手で、今も苦戦していますが、暗記科目は覚えたら着実に点数に結びつきますので、疎かにするのは危険です。

土休日

 上記は、受験直前の10~12月ごろの1日です。夏までは、基礎の徹底に努めるのが良いと思います。私は、休日も早起きして、平日の内容の予習や復習をしました。はじめは、苦手な数学を解法が思い浮かぶくらいまで覚えました。これは、正攻法ではないかもしれませんが、着実に力にはなってくれます。 土日は、問題演習を中心にしていました。九大国語は、現代文・古典からなりますが、時間が足りないこともよくあるので、時間を計測しながら取り組むと良いでしょう。夜は、家族と話し合う時間を設けて、リラックスできる時間を確立していました。家族に限らずとも、不安なことを共有できる仲間がいると良いですね。寝る前は暗記系(単語・語句・文法)の勉強をしていました。勉強の初めと終わりは比較的取り組みやすいものをしていました。次の日も早く起きる為に早めに寝ていました

 受験勉強は険しい道のりですが、模試の判定で一喜一憂などしていられません。今の自分に何が足りていないのかを正確に分析し、志望校との間にどのくらい差があるのか、そしてその差を埋め合わせるためには、どのような方向性で努力すればいいのか計画を立ててみることから始めてみましょう。もしも、受験勉強に行き詰まった時は、大学に来て大学の雰囲気を味わってみるのもいいかもしれません。大学は常に開かれた環境です。きっと、何らかの刺激になってくれることでしょう。受験生時代に限らずですが、私は「やることリスト」を作るようにしています。勉強は決して時間量ではないのです。理解できるスピードは人それぞれです。だから、「やることリスト」に全てチェックがついたら、明日はまた一歩成長しているはずです。
 最後に、私が、受験生時代に恩師が贈ってくれた言葉を紹介します。それは、「勝つことよりも、負けないこと」。着実な努力は、自分の身の回りを固めることから始まります。色々と誘惑があるかもしれませんが、まずは己に負けないこと。そして驕ることは油断につながります。それでは、受験勉強頑張って下さい。

法学部の先輩に聞いてみた

 オープンキャンパスのなかで質問があったものを一部抜粋して回答しました。

Q:受験で社会科目って何を選べば良い?

 まずは「世界史」か「日本史」は取っておきましょう。法学部で、法制史を勉強するときに役立ちます(両方やるとなお良いです)。独学での勉強なら、倫理・政経もおススメです。過去問を解いて相性を確かめるのも有用です。

Q:受験勉強は大学での勉強に役立つの?

 受験勉強は、大学での勉強の「基礎」になります。高校の履修範囲(とりわけ歴史系の科目)は当然知っている前提で講義が進みます。法学部は、試験期間中に8時間以上勉強することもよくある話なので、勉強する体力を今のうちにつけておこう。

Q:九州出身者ではないが、馴染める?

 馴染めますよ!私は、関西出身ですが、馴染めましたので、安心してください。最初は、福岡の文化や九州内での言葉の違いに戸惑うこともあると思いますが、それもまた勉強です。九州は観光地が多いので、余暇も充実しますよ!

Q:高校時代にしておくべきことは?

 まずは、大学に合格するために勉強すること。第一志望校に向けてしっかりと勉強しないと、自分はもう少し努力できたのに等、自信を失うことにも繋がりかねません。そして、部活など、特にいろんな経験を積むことが有用です。あとは、困ったら、まず人に相談するのも大事ですが、自分で考えるクセをつけましょう。きっと次に生きてくるはず!

Q:数学が苦手なので、対処法を教えて下さい!

 九大文系数学は、基礎を固めたら解けますので、まずは、チャート式の問題集の解法を自分で導き出せるようにするまで覚えるのが近道です。大問を小さな問題に切り分けて方針立てていく勉強は、大学では比較的よく用いられる思考方法です。横着せずに、地道にコツコツ取り組みましょう。

Q:後期合格者も馴染めますか?

 馴染めますよ!1年生の前期は、高校時代の話や大学受験の話で盛り上がるかもしれませんが、後期から忙しくなってくるので、次第に大学生活の話が中心になります。変に気負う必要はないです。

Q:モチベーションをどうやって維持するの?

 効果的なのは、受験する大学を覗いてみることです。九大は、開かれた大学を目指していて門がないんですよ!だから、気軽に食堂を覗いてみてください。あとは、高い目標をもつ仲間を見つけることも有用です。

Q:伊都って生活は不便なの?

 大学周辺は開発が始まっており、2023年度の新入生からは大学周辺に商業施設も出来るようになり、買い物にも困らないでしょう。大学から自転車で20分程度の九大学研都市や周船寺は、日用品が購入できる施設がコンパクトにまとまっていて、生活しやすいですよ!

Q:九州大学に通う魅力は?

 まずは、総合大学ですから、文系理系の異なる分野を学ぶ学生と交流する機会に恵まれている点です。そして、互いに不足しているところを補いながら、刺激を受けられます。また、静かで、自然豊かなので、勉強に集中できます。旧帝国大学の系譜をひく歴史のある大学なので、社会で活躍する卒業生とのネットワークが出来ている点も魅力です。

Q:大学生ってどんな1日を過ごすの?

 法学部は、2限からの授業(10時30分始業)が多いですが、90分授業を真剣に受け、昼休みには、食堂で友達と話したりして気持ちを切り替え、また、3限、4限…の授業に臨みます。学校から帰ったら、バイトやサークル活動に打ち込むといった有意義な時間を過ごせます!留学もおススメです!


著作:九州大学法学部広報委員会

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